Classici giapponesi con furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate
これは現に私(わたくし)が見たことがございますので、左官の棟梁亥太郎の書いたものであります。幾ら乱暴でも公儀のお道具を持出すと云うのはひどい奴で、此の乱暴には文治郎も驚きましたが、鉄砲を持って来られては何分(なにぶん)逃げる訳にもゆかんから、關兼元(せきかねもと)の無名擦(むめいす)りあげの銘剣の柄(つか)へ手を掛け、居合腰(いあいごし)になって待って居りましたが、これは何(ど)うしても喧嘩にはなりません。見付の役人が捨(すて)ておきません。馬鹿だか気違いだか盗賊だか分りませんが、飾ってある徳川政府のお道具を持出しては容易ならんから、見附に詰め合せたる役人が、突棒(つくぼう)刺股(さすまた)※(もじり)などを持って追掛(おっか)けて来て、折り重り、亥太郎を俯伏(うつぶせ)に倒して縄を掛け、直(すぐ)に見附へ連れて来て調べると、亥太郎の云うには、
亥「私(わっち)が黙って持って往ったら泥坊でしょうが、喧嘩をするのに棒がねえから貸しておくんねえって断って持って往ったから縛られるこたアねえ、天下(てんが)の道具だから貸しても宜(い)いだろう、私(わっち)も天下(てんか)の町人だ」