Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

町「お初うにお目に懸りました」

と漸(やっ)と手を突いて挨拶をする物の云いよう裾捌(すそさば)き、この娘を飯炊きにと云っても自(おのず)から頭が下(さが)る。

藤「ハ……お初にお目に懸りました、不思議の御縁で、どうか此の事が届けば手前に於(おい)ても満足致す、今文治の母が参られます、此の後(ご)とも御別懇に……國藏、これだけの御器量があって御膳炊きにしてくれと身を卑下した処に感服しますねえ」

國「実にこんなお嬢さまはない、親孝行で、お父(とっ)さんのお達者の時分には八(や)ツ九ツまで肩を擦(さす)ったり足を揉んだりして、実に感心致します」

藤「おかやや叔母に早く来るように話しな」

か「叔母さんがお出(いで)になりました」

文治郎の母が参りまして娘に会いますと、

町「不束(ふつゝか)のもので何処(どこ)へ参っても御意に入(い)らず逐出(おいだ)されたとき宿(やど)がございません、どうかお見捨なく御膳炊きにお置き遊ばして下さい」

と只管(ひたすら)縋(すが)るのを見て母は気に入り、

母「心配おしでない、逐出しゃしない、文治郎が気に入らないでも私が貰う」