Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

所へも知らせらア」

亥「旦那に云ってくんねえ、これは詰らねえ物だがって上げてくんねえ」

森「旦那、亥太郎が来ました」

文「そうか、此方(こっち)へお通し申せ……お母(っか)さま、亥太郎が参りました」

母「そうかえ、まア/\此方(こちら)へ」

亥「御無沙汰致しまして、お変りもございませんで」

母「お前さんも達者で、つい此の間も噂をして居りました、さア此方(こっち)へ」

文「亥太郎さん、文治郎は大きに御無沙汰をした、少し取込んだことがあって」

亥「今、森に聞けばお嫁さんが来たって、知らねえものだから、知らせておくんなされば詰らねえ祝物(いわいもの)でも持って来なければならねえ身の上で、お祝いにも来ねえで、何(な)ぜ知らせて下さらねえ」

文「いや/\未だ内輪だけのことで」

母「只今文治の云う通り内輪だけのことで、改まって婚礼をするときは貴君方(あなたがた)にも知らせる積りでございます」

亥「だって私(わっち)は内輪でございやす、なアにこれは詰らねえものでございやす、お嫁さんにお目に懸りてい」

母「町や……年が行(ゆ)きませんから」

亥「へえ、こりゃアどうも/\そんなに長くお辞儀をなすっちゃアいけねえ、私(わっち)どもは二つずつお辞儀をしなければならねえ、こんな良(い)いお嫁さんはございませんねえ、お姫様