Classici giapponesi con furigana
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どくガスはつめいかん
毒瓦斯発明官
海野 十三
Leggi 毒瓦斯発明官 (どくガスはつめいかん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 9511 caratteri · 20 schermate
もっとよく効く、目新らしいものがいいですなあ」
南京虫退治の新剤を探しているようなことをいう。
博士は、別段困った顔もせずに肯き、
「わしのところには、どんなものでもあるよ。今お前のいった防毒面をどんどん通して、今までの防毒面じゃ役に立たない毒瓦斯があるがこれはどうじゃ」
「それはいいですなあ。しかしそれは○○○、○○○○○じゃないのですか」
「ほう、それを知っているか。この種のものはドイツと○○だけが持っているので、従来の防毒面ではまるで防ぐ力がない」
「しかし博士、それも駄目ですよ。なぜといって、他の国には無いかもしれないが、ドイツなどには、その超毒瓦斯を防ぐ仕掛をちゃんと持っている。そういう防ぐ手段のあるものは全然駄目です。私は、全然防ぐ用意のない毒瓦斯が欲しいのです。博士、ぜひお力をお貸しねがいたい」
醤は、熱心を面にあらわしていった。
「ほうほう、だいぶん熱心じゃが、それもあるにはある。しかしこれを教えるには、大分高価につくが、いいかね。まずウィスキーならダース入の函単位でないと取引が出来ないが……」
「ダース函でも何でも提供しますとも」
「ほい、お前にも似合わん、えらく気が大きいじゃないかい」