Classici giapponesi con furigana
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みずとほね
水と骨
佐藤 垢石
Leggi 水と骨 (みずとほね) di 佐藤 垢石 (さとうこうせき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5477 caratteri · 11 schermate
この川に大きなはやが数多く棲んでいた。巣の内の宿で出してくれたが、味は上等とは思えなかった。この魚を飛越線の鉄道工事に雇われている鮮人の細君が、川の浅い所へ伏せを置いて漁っているのを見たが、鮮人の婦人は何でもやるものだと思ったものである。
ところが、表日本の長良川の上流、上の保川や吉田川、飛騨川(越中にも飛騨川というのがある)の鮎は水温が低いので、上等の食味を持っているのである。これらの川の岩質が、鮎の好きな上質の水垢を発生させるのに、適しているからであろう。
越後の海へ注ぐ阿賀の川の支流、只見川も鮎では有名な川である。宮川のそれよりも一層こわく、肉がやわらかである。殊にアノ香気と風味を、全く持っていない。名前倒れの川であることを我々釣り仲間が行って知ったのである。やはりこれも、水温が高いのと、川底が平凡であるからである。
川は小さいといいながら興津川の鮎が尊ばれるのは、このせいであろう。
こんな、取りとめもないことを書いて、学者や、物識る人に笑われるであろうか。