Classici giapponesi con furigana
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ちんぼつおとこ
沈没男
海野 十三
Leggi 沈没男 (ちんぼつおとこ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4421 caratteri · 9 schermate
そこへ余の姿を求めてヴォード少尉が駈けてきた。
「あ、海野さん。海戦が始まりかかっています。相当大きな音がしますから、貴下も船底へいかれた方がよいと思います」
余は、胸をはって、即座に断った。
「いや、ここにいます。どうか僕にはお構いなく、大きな音を出して闘っていただきたい。一体、敵は何者ですか」
「英国の重巡エクセターです」
「エクセターなら、平気じゃないですか。向うは八吋砲、こっちは十一吋砲……」
そういっているところへ、モルトケ少尉がヴォード少尉を呼びに来た。
「おい、ヴォード少尉、すぐ二番砲塔へ」
「よし来た。だが、僕は補充隊員だぜ」
「所が、急に敵が殖えたのだ。軽巡アキレスとエジャクとの二隻が加わろうとしている」
二人の少壮士官は、一しょに駈けだしていった。それを合図のように、シュペー号の主砲六門は、一せいに火蓋を切った。
あっ、命中だ! 英艦エクセター号の艦側から、濛々たる黒煙があがる。余は……(編集部より申す。海野ニセ武官のブンタデレステ沖の海戦報告は、無電によってここまでは、本社と連絡がとれて、受信中のところ、ここでぷつりと電波は切れました。