Classici giapponesi con furigana
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate
その四人もネ、塾にいるうちだけで、外へ出てからはネ、口程にもなく両親に圧制せられて、みんなお嫁に往ッたりお婿を取ッたりしてしまいましたの。だから今までこんな事を言ッてるものは私ばッかりだとおもうと、何だか心細ッて心細ッてなりません。でしたがネ、この頃は貴君という親友が出来たから、アノー大変気丈夫になりましたわ」
文三はチョイと一礼して
「お世辞にもしろ嬉しい」
「アラお世辞じゃア有りませんよ、真実ですよ」
「真実なら尚お嬉しいが、しかし私にゃア貴嬢と親友の交際は到底出来ない」
「オヤ何故ですエ、何故親友の交際が出来ませんエ」
「何故といえば、私には貴嬢が解からず、また貴嬢には私が解からないから、どうも親友の交際は……」
「そうですか、それでも私には貴君はよく解ッている積りですよ。貴君の学識が有ッて、品行が方正で、親に孝行で……」
「だから貴嬢には私が解らないというのです。貴嬢は私を親に孝行だと仰しゃるけれども、孝行じゃア有りません。私には……親より……大切な者があります……」
ト吃ながら言ッて文三は差俯向いてしまう。お勢は不思議そうに文三の容子を眺めながら
「親より大切な者……親より……大切な……者……親より大切な者は私にも有りますワ」