Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate

Aozora Bunko

と私が先へ寄ッて苦労させるのが可憐そうだから為をおもって言ッて遣りゃアネ文さん、マア聞ておくれ、こうだ。『ハイ私にゃア私の了簡が有ります、ハイ、お嫁に往こうと往くまいと私の勝手で御座います』というんだヨ、それからネ私が『オヤそれじゃアお前はお嫁に往かない気かエ』と聞たらネ、『ハイ私は生一本で通します』ッて……マア呆れかえるじゃアないかネー文さん、何処の国にお前、尼じゃアあるまいし、亭主持たずに一生暮すもんが有る者かネ」

これは万更形のないお噺でもない。四五日前何かの小言序にお政が尖り声で「ほんとにサ戯談じゃアない、何歳になるとお思いだ、十八じゃアないか。十八にも成ッてサ、好頃嫁にでも往こうという身でいながら、なんぼなんだッて余り勘弁がなさすぎらア。アアアア早く嫁にでも遣りたい、嫁に往ッて小喧しい姑でも持ッたら、些たア親の難有味が解るだろう」

ト言ッたのが原因で些ばかりいじり合をした事が有ッたが、お政の言ッたのは全くその作替で、

「トいうが畢竟るとこ、これが奥だからの事サ。私共がこの位の時分にゃア、チョイとお洒落をしてサ、小色の一ツも了だもんだけれども……」