Classici giapponesi con furigana
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
Leggi 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) di 葉山 嘉樹 (はやまよしき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 161.305 caratteri · 321 schermate
て。どえらいことをやったもんだなあ、だが、おもてはみな大喜びだったぜ。『何だったって三上はえらい、やる時になりゃあのくらいやるやつあない』ってさ。だが、少し気をつけないといけないぜ、しばらくお前は横浜を離れてた方がいいんだがなあ。どうだい神戸か長崎へでも行って見ちゃ」
「おやじが海員手帳を取ってくれるかい?」
「それや取ってやってもいいが、渡さねえだろう。おれんとこに、あれよりもよっぽどいい履歴のがあるから、それを持って行けよ」
三上は、別人の手帳を持って、別人になって、神戸へ行った。伝馬は、ボーレンのおやじが預かって、万寿が入港したら返すことにした。
海員の雇い入れは、その手続きが全く面倒であった。きわめて、厳格なる手続きの下に、きわめて厳格に取り締まられて、そして、彼らほど搾取される労働者は、多く他に例を見ないのであった。たとえば、三上は五年間汽船に乗っていて、ようやく月給十八円になったばかりであった。話にならないのだ。全く!
しかも、それに対して、命はおおっぴらに投げ出してあるのだ!
二四
北海道万寿炭坑行きのボイラー三本を、万寿丸は、横浜から、室蘭への航海に、そのガラン洞の腹の中に吸い込んだ。