Classici giapponesi con furigana
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うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Leggi 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 83.094 caratteri · 167 schermate
生命あるかぎりは、敵と戦い、敵の攻撃を無効にし、そして敵を倒さん。
敵千機大西風に吹かれけり
敵千機大西風を喫しけり
敵千機大西風の味如何
二月十七日
◯昨夜は敵機来襲はなかったが、暁が来ると、判を押したように午前七時警戒警報となり、敵小型機二十数機の房総半島侵入を報ず。けさは昨日よりやや落着いて、冷水摩擦を始めていたら空襲警報となる。身心をすがすがしくして、神棚を仰いで祈念す。徹郎君を始め、富藤順大尉、武田光雄大尉等の武運長久を祈願す。
折から朝は赤飯そっくりの高粱入り飯なり。「これは芽出度いぞ」と思わず声が出る。
◯敵襲は昨日同様、烈化す。今日は京浜地区に侵入する編隊がふえた。東京見物を土産にするつもりか、それとも茨城千葉等の飛行場や軍事施設を攻撃完了というのか。
◯すさまじい空戦の音、地上火器の入り乱れる音、それにまじってどこかの群の喊声が聞こえる。爆弾らしい地響きもちょいちょいした。消防サイレンも聞こえる。
私は目が悪い上に、今日は快晴で小さい戦闘機を見分けにくいため、一機も敵機の姿をしかと認めなかった。ただ音響ばかりは、いやというほど耳にした。