Classici giapponesi con furigana
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うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Leggi 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 83.094 caratteri · 167 schermate
そして硫黄島発のP51を七十機伴なっていた。折柄、臨時八十七議会を開会中で、戦時緊急措置法案上程の最中だったが、議会は午前中休会のやむなきであった。
今日はP51ばかり六十機、また立川ヘ。
これらは本格上陸作戦の直接準備と解すべきか、私は、まだ少し早いと思う。
とにかく千葉にはもはや八十万ぐらいの精兵が集っているらしく、いつでも敵を迎えうつ体制とはなっている。しかしまだ現地の姿は静かに見える。
◯武井さんという律義で正直な大工さんを中川君の妻君が紹介してくれ、前から鶏舎や炬燵(こたつ)など作ってもらっていたが、この前の五月二十五日の空襲の翌日(二十七日)ふらりと姿を我家へ現わしてくれた。実は女房から「裏の防空壕の入口の木が地上一尺ほどはみ出しているので、これを切ってほしいから、手がすいていたら来てほしい」と手紙を出して置いたので、見に来てくれた訳。
ところが武井さんの顔を見ると、地下物置が作りたくなり、武井さんも「それは必要だ」といってくれたので、急に話がまとまって建造にかかった。材料は物置をこわした。二軒のうち一軒は、萩原さんのものを買取ることにした。