Classici giapponesi con furigana
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なみだのアリバイ
涙のアリバイ
夢野 久作
Leggi 涙のアリバイ (なみだのアリバイ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3497 caratteri · 7 schermate
すべて無字幕、説明なしで、手だけを中心とし、その他の物体は、手の背景としてうつす。但、生きた人間の顔は絶対に取り入れぬこと。
俳優登場
◇悪人の手……四十恰好の色の白い、指の長い、節の高い、青すじの走った毛ムクジャラ……。
……右の手の甲に大きな疵痕……。
……左の薬指に「槻田」と彫った巨大な認印つきの指環一個……。
……時々思い出したように、ねばっこい、ヒネクレたわななきを見せる……。
◇美人の手……綺麗な、スンナリとした、上品な中年増……。
……左の薬指に華奢なダイヤ入りと、エンゲージリングを一ツずつ……。
……優しい心のふるえを時々あらわす……。
●女中の手……真黒く、丸々と脂切った……。
……ダラリとした無神経……。
●探偵の手……三十前後の、黒くて、強そうな……。
……頭のよさをあらわすテキパキとした動き……。
第一の場面
……贅沢な事務用机の中央の、椅子に接した三尺四方ばかり……。
……凝った文具いろいろ……。
……高雅な卓上電燈、写真立て、豆人形、一輪挿し、灰落しなぞをキチンと並べてある……。
……一隅の置時計は九時十五分を示している……。
……薄暗い窓あかりがさしている……。