Classici giapponesi con furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate
なんの種目にも口を出す。だから無責任になる。公徳をおおいに欠いている。世の中のことはテーブル論だけではいけない。よろしく実についてどこまでも格物致知の法をもって研究に研究して仕上げなければならぬ」
正造は徳利の口をもって三人の茶碗についでやり、自分もすするようにして掌で口を拭い、
「明治二十年の頃だったと思うが、尾崎行雄君が大同同団の幹事をやって、在京の政治家連中を芝の三縁亭に招んだことがあった。この正造も招かれていったが、西洋料理の喰いようをしらぬから非常に困った。丁度高田早苗君がいっしょだったから、高田君の次の椅子へいって腰をかけた。ところが今日でこそこうしてなかなかの美服を着ているけれど」三人がクスクス笑いだそうとするのを正造は手でおさえて、
「その時分はながく洗濯しないのを着ていたから、もう臭気はするし、それに高田君はわしに虱が群っていることをよく知っていたから、こう向いている」
正造が顔をしかめて肩をひねって見せたので、三人がドッと笑い声をたてた。
「しかし高田君のやるとおりに真似をしてどうにか喰べ終ったが、この肩のところからぬッと壜を突き出して酒をつがれたのにはびッくりした。