Classici giapponesi con furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate
ひきつづく議会の解散と日清戦役のために久しくその機会を失していた正造が、ようやく満腔の憤懣をおさえつつ鉱毒問題の質問演説に立ったのである。
正造は演壇に立つと包の中から書類を取りだして、「本案提出者の名前を私より朗読いたします。提出者は田中正造、大東義徹君、鈴木重遠君、長谷場純孝君、柏田盛文君……」と読みつづけて水を飲んだ。
「本日は重要な問題も沢山ございまして、質問の長演説はずいぶん迷惑でございましょうが、この質問は地方において差迫っている問題で、地方官中の郡吏などが人民を虐めたり欺いたり悪いことをしている最中でございますから、一日も早くこれを公にして、この苦痛を救ってやらなければならないし……明治二十四年以来四度の質問に及び、今回が五度の質問であります。農商務大臣は時々これに答弁を与えましたが、悉く詐りの答弁をしている。そうしてこの鉱毒を非常に大きくしてしまったのでござります。この鉱毒のことについては、議会は政府を信ぜず、人民は政府を怨むようなことになっている。かような次第では、これを公平な目から見ましたならば、国家というものの値打がなくなってくる。