Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate

Aozora Bunko

いやしくも立憲政体の大臣たるものが、卑劣という方から見ようが、慾張という方から見ようが、腰抜けという方から見ようが、何をもってこの国を背負って立てるか。今日の国家の運命は、そんな楽々とした呑気な次第ではございませぬぞ」

正造は怒号の頂体でプッツリ言葉を切って、満場を睨みわたした。それからやや欝憤を吐き得たという顔付になって、

「外交のことは少しも知らないから論じませぬが、内地に於て正にかくの如くであれば何もなし得ぬのは当然と思う。今日の政府を仮りに打倒して、後の者にお気の毒だができますか。伊藤さんがでても、大隈さんがでても、山県さんがでても、まア似たり恰好のものと私は思う。なんとなれば、この人々を助けるところの人が、みな創業の人に非ずして守成の人になってしまって、己の財産をこしらえようという時代になってきておりますから、どなたがでてもいかない。この先どうするかといえば、私にもわからない。願くば、誰の国でもない、とにかく今日の役人となり、今日の国会議員となった者の責任は重い。既往のことはしばらく措いて、これよりは何卒、国家のために誠実真面目になってやりまして、この国の倒れぬようにすることを、今日私はお願い申すのでございます。