Classici giapponesi con furigana
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とうだいき
灯台鬼
大阪 圭吉
Leggi 灯台鬼 (とうだいき) di 大阪 圭吉 (おおさかけいきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.718 caratteri · 27 schermate
三
「……わからん」
ややあって、東屋氏が投げ出すように言った。
「さっぱりわからん……けれども、これだけのことはわかるね」と腕組みを解きながら、「とにかくわたし達試験所の当直の報告や、あなた方のお話を綜合してみても、……まずこの大石が、玻璃窓を破って室内に飛び込み、ランプや旋回機を破壊して当直を叩き殺す。でそのとたんに、ランプの回転が止って閃光が不動光になり、間もなくガス管の故障で灯も消える……一方粉砕された旋回機に巻きついていたロープは切れて、回転動力の重錘というか分銅というか、とにかくそいつが、この塔の中心を上下に貫いている三十メートルの円筒の底へドシンと落ちて地響きを立てる……当直が断末魔の呻き声を上げる……そうだ。そしてそのとき、変な鳴き声を出して、こんな気味のわるい分泌液をたらしながら、幽霊が侵入する……だが、それから先は、さっぱりわからん…………」
「わたしは、こんな目に出合ったのは、生まれて初めてだ!」
風間老看守が吐き出すように言った。すると東屋所長が老看守に向って、
「とにかくあなたは、この惨劇をみつけてから、どうされたんです」