Classici giapponesi con furigana
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つばくろ(つばくろ)
燕(つばくろ)
山本 周五郎
Leggi 燕(つばくろ) (つばくろ(つばくろ)) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.395 caratteri · 52 schermate
つもりはなかった、どちらも誰か止めにはいるのを待っていた、私にはそれがわかったので止めにはいったのだ」
「佐藤らしいな」と梶本が頷いた、「いかにも佐藤らしい、彼はいつもそういう役にまわっていた、見えないところで人を助けるとか、人を慰めなだめるとか、喧嘩の仲裁をするとかね」
「そうだな」と庄野が云った、「われわれのなかまが長続きしたのも、梶取りに佐藤がいたためかもしれない、あのころから佐藤だけは老成していたからな」
そして庄野はまた咳をし始め、かなり長いあいだ咳きこんでいてから、懐紙を出して眼をぬぐい、口のまわりをぬぐった。
「夏の風邪は治りがおそいというが」と庄野は弱よわしく云った、「江戸で辞任の許しが出たあとすぐにひいた風邪がまだ治らない、肝臓が弱っているからなおさらだろうがね」
「義歯を入れるほうがいい、歯が悪いのが万病のもとだというぞ」
襖をあけて、老女のいよが「旦那さま」と云い、又左衛門が振向くと、一種の眼まぜをした。なにか客には知らせたくない用があるらしい、又左衛門は三人に会釈して立っていった。
「新原の奥さまです」又左衛門が近よる