Classici giapponesi con furigana
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かためのごあいさつ
片目のごあいさつ
小川 未明
Leggi 片目のごあいさつ (かためのごあいさつ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 1494 caratteri · 4 schermate
」と、お母さんはおっしゃいました。
そのあくる日でした。うけもちの西山先生は、小田くんを教壇によんで、
「こんど、小田くんのおうちは、とおいところへおひっこしになるので、みなさんとおわかれですから、ごあいさつをなさい。」と、おっしゃいました。
みんなが立ちました。そして級長の号令で、礼をしました。そのとき、ひょうきんな小田くんは、いつものタンゲサゼンのまねをして、片目をつぶって頭をさげたので、これを見たものが、くすくすとわらいだしました。
「なにがおかしいのですか?」と、先生が、みんなにむかっていわれました。
「先生、小田くんがわらわせたのです。」
西山先生も、かねてから小田くんのことを知っておられたから、
「なにをしたんだ?」と、わらいながら、小田くんにおっしゃいました。
さすがに、小田くんは頭に手をあげて、顔を赤くしていました。
「先生、片目をつぶってタンゲサゼンのまねをしたのです。」
だれかがいったので、みんなが吹きだすと、先生もいっしょになっておわらいになりました。
その日、新ちゃんはおうちへかえると、一人ぼんやり考えていました。
「もう、あす、学校へいっても小田くんはこないな。