Classici giapponesi con furigana
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
Leggi 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.418 caratteri · 79 schermate
それに引きかえて値段の高い晦日蟹の塩茹となりゃあ、どうしても三杯酢で一パイと言う処で、誰が聞いても恵比寿講の何厘何毛という利前勘定とは思われませぬ奢りの沙汰で御座います。それやこれやを考え合わせますると真実の処、蔵元屋は、今申しましたような身代の左前を取戻すために、賭博の胴親をしているものと存じますので……ヘイ……」
「フウ――ム。成る程のう」
さすがの松倉十内も非人の明察振りに舌を巻いたらしい。吾にもあらず腕を組んで、太い溜息を一つした。
「しかしその娘のお熊が博奕を打つという事は、どのような筋合いから相わかったか」
「ヘエ。これは筋合いとか何とか申上げる程の事でも御座いません。ちょっと旦那方にはお気が付き難いかと存じますが、あの斬られましたお熊の髪の毛を御覧になれば、一目でおわかりになります事で……」
「ナニ……何と申す。博奕を打つ者は髪形が違うと申すか」
「エヘヘヘ。博奕を打つ髪形と言うものがあっては大変で。恐れ入りまするがあの娘の死骸は御覧になりましつろうなあ」
「うむ。見た事はたしかに見たが、在来の高島田ではなかったかのう。崩れてはおったが……」
「ところがあれが普通の島田では御座いませなんだので……私はズット以前からあの娘の外出姿に気を付けておりましたが、あの娘は普通よりもズット髪毛が長くて多い方で、どの