Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate

Aozora Bunko

黒点との関係だそうです。いろいろ変ったことが起るのね。

きょう、あなたのねまきをほして、自分の体が痒くなるようでした。マアマア、よくもよくもくったこと! 痒い痒い、おなかのまわりね。あれ丈になるのには、全く夥しい数の輩が、一匹ずつたんまり頂いたことを物語って居ります。

自分がノミには弱くて、くわれはじめは半狂乱となったからしみじみとお察しいたします、ところによるのではないでしょうか。運わるく、繁殖著しき場所に当っていらっしゃるのかもしれないわね、何年もの夏でしたが、あれほどの戦蹟をのこした夏ものははじめてですもの。どこの家にも今年は多く出たのよ、何かノミにとっては仕合せ多き年なりきということがあったのでしょうか。

三日づけのお手紙頂いたこと申しましたね。クライフのあの本なんか、良書です。しかしクライフが生れた国柄のおかげか、良書としてスイセンはされて居りません。青年たちがよむべき本の一つなのにね。クライフという人自身、人間というものをよく知って居りますね。人間の情熱というものを自身知って居りますね、あの抑揚は、それを知らない人にはもてない精神のリズムと迫力です。