Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate

Aozora Bunko

どんな思いで、指を私が見るでしょう、ねえ。微妙な、しんみな指たち。

きょうはあれから電話をかけて、弁護士会館へ行き、話の趣わかりました。あなたのおっしゃったことを、只手足となってあのひとの下に働くものという意味で解していて、共働者という立場での人を云っているのがわからなかった様です。やっと「ああそういうことなら」とのり気の様です。あなたのおつもりは勿論そうですね。私は間違わず理解していると思いますが。連絡上、あのひとに導かれるとしても、経験や相当学問に於ては一本立ちとしてやれる程度の人、そうでしょう? そして勿論それはそれとして新しく話をもってゆき、料金の話もされるという関係。そういうのだということがわかったようです、一人、若手で実力もあるという人がいるのだそうですが、つとめている事務所の親方(先生ね、まあ)の関係で、どうかというようなこと。明日何かの用をかね、お目にかかるそうです、そちらへ行って。この手紙はそれまでつきませんけれども、よく、新しくわかった意味に於てあなたとお話しするよう頼みました。その他のこともわかりました。いそいで居る由でした。