Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.557 caratteri · 426 schermate
まあそれもいいわ。
御注文の本で、新本で買えないのは古本で見つけて貰うよう注文してあります。プルタークも、「風と共に」、も「新生」も。「新生」はこんど出る全集の中にあるでしょうからもしかしたら買えるが、ひどい売り方をするのでしょう。未亡人が物質的に大した人で総領息子と版権のとりっこをしているから、全部予約とでもいうことにするかもしれませんね。まだわかりませんけれ共。
普通の暮しかたとちがう生活では、私が事務的な正確さをもたなければ、生活全体が堪えがたいものになることはよくわかっていて気をつけているつもりでも、何年たってもあなたに云わせることは同じというのは、閉口です。お手紙よんだり、おっしゃることきいたりしてつくづく思うのよ。あなたにしろ、私がやっと一人ですこし永く電車にのれるようになって、三四年ぶりに、友達が、生きかえり祝いによんでくれたことは、やっぱり其はよかったと云って下さることにちがいありません。ところが、用事が大切だのに、徹底させなかったばっかりに、遊ぶに忙しくて、遊ぶ段どりだけはチャンチャンして、とそういう表現は、私の皮膚の上にピシリピシリと音を立てるわ。