Classici giapponesi con furigana
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Leggi 生々流転 (しょうじょうるてん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 297.521 caratteri · 586 schermate
。とにかく先生の神秘家で理想家肌の性質はぐい/\地金を露し出して来た。
「姉は、その後、何か決意したらしく、自分の親から享けたのにも自分の持つものにも総て愛想が尽きた、これからは自分の性格も肉体も全然反対の方に造り直して来るのだと言って、東京へ出て行きました」
先生が女性体育家になったのは、勉強に給費制度があるため学費に便宜なところもあったには違いないが、また、こういう先生自身の内的な要求からでもあった。
三四年して先生が帰省して来たときには見違えるほど強壮な女性として家族の前に立った。家族は驚いて眺めた。けれども、もうこの長女は家族の誰にも心の通じない異邦の人のようになっていた。先生は肉身の家族を見ると脱ぎ捨てた殻に纏われるようを悪寒を感ずるらしく、絶対に打ち解けなかった。家族は僻んだ。
「姉は学園に勤めるようになってから、きょうだいのために学費を送って来ては呉れましたが、家や私たちの方針のことになるとすべて命令的で、相談ということをして呉れません。しかもその命令がまるで非現実的なもので、さし当って生活しなくちゃあならない私たちに取って三文の値打ちもないようなことばかりです。