Classici giapponesi con furigana
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Leggi 生々流転 (しょうじょうるてん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 297.521 caratteri · 586 schermate
なぜというのに、いま私は私の身や心として意識しているこのちり/″\ばら/\の髑髏、背骨、肋骨、腰骨、肢骨は、ちり/″\ばら/\ではありながら、どれもみな水晶のように透き通り、万更、そこらに朽ち果てた野晒しとも違うようです。女一人の力で人生如意に晒し抜かれたお蔭なのでしょうか。そして面白いことは、このばら/\の五体は、峰の白雪に向えば白雪がそのまゝ映り、なつかしい人が来ればなつかしいまゝに映ります。おかしいですね。
さあ、今夜もだいぶ遅くなりました。やすみましょう。妙な話になってお気の毒さまでしたわね。」
第三日、第三夜。
先生の話は、太古の哲人の箴言風なおもかげがあって、聴いているうちは、その間だけそれに充たされている感じがし、聴いてしまったあとは何も気にもならず、話は私たち三人の身の上に関係していることながら、旧い伝説の話を聞くようでもあり、それ故、一夜眠ってしまった暁は、殆ど心に残るものもなく、きょうも先生に勧められるまゝ私たちは宿の主に連れられて、銚子の伽藍の方へ見物に行きました。「とても、そこまでは行けまい、しかしお嬢さんの足もだいぶ山に慣れて来たようだから、試しに」