Classici giapponesi con furigana
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Leggi 生々流転 (しょうじょうるてん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 297.521 caratteri · 586 schermate
と命令したのだった。
「あんな皮肉な遊びの仕方はないね。みんなぶつ/\言いながら出発したよ」
「おまいさんもその時分には身体に色気があったろうから、そりゃ辛かったろう」
「その通り」
嘉六はこゝで例のちっ/\/\という笑いを笑いました。
母も若い気分をそゝられるように自分の雛妓時代に宝探しということが流行って、或る豪奢な旦那が下谷の名雛妓十人ほどを集め、伊予紋の庭でそれをさせた。旦那はダイヤモンド入の指輪を謎の地点に埋めた。
「それを掘り当てようため、十人の雛妓が懸命に穿る箸の尖で、あの結構なお庭が一とき菊石面になったわけ」
二人はまるで病気なぞそっちのけで賑かな笑い声を合わせました。そのとき、ちらりとわたくしの方を見る母の眼には、ふだん母がわたくしへ口癖に言う、わたくしの性質に母からみれば兎角、楽に捌けないところのあるのを咎める様子です。嘉六はそれから、気がついたように、洋服のポケットから状袋を取出し、「はい、配当」と言って母に渡します。「有難う」と母は受取ってそれを開き、二つ三つ不審の廉を訊しています。それを聴いていますと、瀬戸物町の店で大きな商取引がある傍に、そのこぼれのような微細な商取引があり、番頭格にもなれば少しの資金を都合して来ればこれを引受けて自分の利得にするのを店でも大様に黙許している。