Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
はくとうのうた
白塔の歌
豊島 与志雄
Leggi 白塔の歌 (はくとうのうた) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.450 caratteri · 43 schermate
高賓如はちょっと汪紹生の様子を眺め、荘一清の方をも顧みましたが、何ともいわずに、先に立って室の中へはいってゆきました。
麻雀の一組はゆっくり遊んでいました。他の片隅では、紫檀の器具と青磁の置物と朱塗りの聯板と毛皮の敷物とにかこまれて、呂将軍と方福山が酒をのみながら話をしていました。柳秋雲と方美貞との姿は見えませんでした。
高賓如は真直に呂将軍の方へ行きまして、煙草を一本手に取っていいました。
「胃袋の強健な者ほど勇気が多い、という閣下の説によりますと、どうも、吾々若い者の方が勇気に乏しいようです。」
呂将軍は笑いながら髭をなでました。どこからかいつのまにかそこへ出て来た何源が、高賓如の煙草の方へマッチの火を差出しました。
なか一日おいて、午後、柳秋雲がふいに荘家へ訪れて来ました。――荘大人がお身体がわるい由だからお見舞に、というのでしたが、それはただ口実にすぎないことは明らかでありました。
方福山からの招待には、身体は何ともなかったが、少し差支えがあって出られなかった、とはっきり荘太玄がいうのを、柳秋雲はそれについては返事もせず、よく解っているということを示しました。