Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いしころみち

石ころ路

田畑 修一郎

Leggi 石ころ路 (いしころみち) di 田畑 修一郎 (たばたしゅういちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 19.254 caratteri · 39 schermate

Aozora Bunko

と言う。ぶらぶらしていると島の人は、何だ遊びほけていると言うし、仕事をしようにも道具はないし、叔母さんの家にいるのだが、その叔母は起きているとしょっちゅう何かしろと言うし、ひる日中朝から晩まで床の中にもぐっている。――

「まったく、あなたの前ですが、面倒くさいから死んでやろうかと思いますよ」

と、彼は突然なげやりなほんとうに怒ったような調子で言った。彼の話はなにしろ流れすぎるので、どこからどこまで真にうけていいかわからなかったが、その瞬間の彼には「タイメイ」さんでもなく、「中島泰明君」でもない、何か別の、孤独に苦しんでいる男が見える気がした。そういえば、出発の前日に時間をうち合わせに彼のいる家を訪ねて行ったが、それは午後の二時ごろだったが、部落から小さいわき路を上って行ったところにある、高手ではあるが山蔭のようなところの、古い傾きかかった家で、彼は雨戸をたてきった真暗い部屋に寝ていた。そして叔母さんという人が彼をよび起すと、彼はのそっとして炉ばたに出てきて、僕といっしょに茶を啜りながら、永いこと黙っていた。傍には叔母さんが坐っていた。そのときの彼にも、前日に見たいくらか浮調子なへらへら微笑がなくて、どこか「恐わい」