Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

いのうはりまのかみ

稲生播磨守

林 不忘

Leggi 稲生播磨守 (いのうはりまのかみ) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.172 caratteri · 29 schermate

Aozora Bunko

奎堂は五十がらみ、茶筅髪の学者型である。一同が提げ刀のまま入り乱れて席を譲り合いながら、座につこうとする時、ひとりの侍の刀の鐺が、他の一人の刀に触れて、かちっと音を立てる。

その一人 おっと! これはこれは、とんだ粗相を。なにとぞ御容赦のほどを――。

他の一人 いや、手前こそ、お邪魔になるところへ小長い刀を突き出しておって、不調法をつかまつりました。平に御勘弁を。

両士は慇懃に挨拶して、坐る。

播磨 や、それがいわゆる鞘当て。いささかの意趣遺恨でもあろうものなら、その鞘当てからいかなる騒ぎになろうも知れぬところを、見事、平らに捌いた両人の手並み、ちかごろ鮮やか、鮮やか、ははははは。

両人 鞘当てとはどうも、ははははは、それがまた自らなる御座興となって、殿の御感を得るとは。なんなら、いま一度お当て下されい。

たがいに会釈して笑う。

座の一人 いや、文字どおりの鞘当てでござりましたて。一時はどうなることかと、はっはっは。

その二 はらはらいたしました。まさか、ははははは。

一同爆笑する。

その三 お、そう申せば、その問題のお鞘は、いかさまお見事なる作りでござるな。卒事ながら、拝見願われますまいか。