Classici giapponesi con furigana
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いのうはりまのかみ
稲生播磨守
林 不忘
Leggi 稲生播磨守 (いのうはりまのかみ) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.172 caratteri · 29 schermate
いや、いい気味というものだ。
森 そうだ。釣り合わぬは不縁の因といってな。これでやっと腹の虫が納まったぞ。
池田 事に托して、あいつを蹴倒してやった時には、春以来のこの胸が、どうやらすうっといたしたよ、あはははは。
森 しかし、貴公のあの過激な議論には、ちょっと驚いたぞ。
池田 敵を欺くには、まず味方をあざむけ、いや、第一に己れを欺けさ。なんにしても殿のお手で、あのお加世どのが税所のふところから取り上げられたのだから、こんな痛快なことはない。
吾孫子 いやどうも、何やかやと皆さまをお騒がせして、申訳ありませぬ。が、私は郁之進に気の毒で、あれの顔が見られん仕末で――。
正面の庭の燈籠に、腰元が灯を入れてゆく。殿の出御近しと知って、三人はいずまいを直す。二つ折りの褥を捧げた侍女がはいって来て、上手に座を設ける。
稲生播磨守 (廊下を近づく声)ああもう歌などどうでもよい。飽きた、飽きたぞ。
はいって来て座につく。四十五、六の癇癖の強そうな大名。刀を持った子供小姓、つづいてお加世、侍女三、四、それぞれの席にい流れる。
播磨 (平伏した三人へ)どうだ、税所の気が知れたかな。