Classici giapponesi con furigana
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たけうまのたろう
竹馬の太郎
小川 未明
Leggi 竹馬の太郎 (たけうまのたろう) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1778 caratteri · 4 schermate
太郎は、高い竹馬の上から、手をのばして、いちばんよく熟したうまそうなのから取ることができたのです。
「太郎ちゃん、僕にも、一つ取っておくれ。」
と、下でほかの男の子が頼みました。
「ね、あたしにも、取っておくれよ。」
と、女の子も頼みました。
太郎は、みんなに取ってやりました。そのほか、くるみでも、くりでも、ほしいものは自由に取りましたから、その木の持ち主は、怒りました。
「太郎というガキは、よくないやつだ。みんなうちのかきを取ってしまった。」
といって、こんど見つけたら、ひどいめにあわしてやろうと思っていました。
持ち主は、いまくるか、いまくるかと、物蔭に隠れて、見張っていますと、太郎は、高い竹馬に乗ってあとからおおぜいの子供を引き連れてやってきました。
「このやろう、なんでうちのかきを、黙って取るのだ!」と、持ち主は、飛びだしました。
しかし、太郎は、急いで駈けて、あちらの小川を竹馬でやすやすと渡ってしまいましたので、持ち主は川のふちまでやってきて、どうすることもできませんでした。
村の人たちは、「太郎をしかってください。」と、何人も、太郎の家へやってきました。