Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぶま

舞馬

牧 逸馬

Leggi 舞馬 (ぶま) di 牧 逸馬 (まきいつま) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7843 caratteri · 16 schermate

Aozora Bunko

心中のようなものかも知れないと――」

「ようなものもあるもんか。ふん! 自分が殺しといて」

「これ、お八重、何をいう?」

「おとっつぁんが殺したんだろう?」

「誰をよ?」

「もすさんをさ。火をつけたのもおとっつぁんだろう?」

「しょうのねえ女だ」

「そら! もうそんな蒼い顔をしてる! ねえ、おとっつぁんが殺したんだ。ほかの人に聞けば、もすさんはあの晩纏いを持ってお湯屋の屋根へ上ってたってけど、梯子がまといを持って屋根へ上るわけはないじゃないか」

「やかましいっ! 纏持ちの源が手に怪我して――」

「うそをお言いでないよ、うそを。あたしはね、源さんにききましたよ。手に怪我をしたのは火事の最中で、最初行った時に、お前さんが源さんからまといを取って、もすさんに渡して、もすや、今夜おまえこれを持って俺と一しょに屋根へ来いって――」

「そうよ。そうすると、屋根へ火が抜けたんだ。なあ、見るてえと下におとめちゃんが燃えてる。いいか、よせってのに、もすの野郎が覗きこんでて動かねえから、もす、さあ来い、下りべえと俺が言った拍子に、あの水だ、滑りやがる――」

「へん! そこを一つ突いたんだろう」