Classici giapponesi con furigana
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Leggi 花と龍 (はなとりゅう) di 火野 葦平 (ひのあしへい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 410.131 caratteri · 824 schermate
「あいつ、生意気に、「若松実業新聞」で、親分に盛んに楯つきやがって、とうとう、殺されてしまやがった。馬鹿な奴じゃ」
「わたしは、立派であったと思っています」
「親分には、親分のために命を惜しまぬ子分が、うようよしとる。若松で、吉田親分に楯ついて、碌なことはないよ。玉井君、君も考えなおした方がよさそうじゃな」
「考えなおしません」
狭い湯槽の中で、膝を接しながら、語る二人の言葉は穏かであったが、肌に躍る龍、大蛇、蝦暮、蛞蝓、などの怪獣たちの眼は、白い湯気のなかで、さらに、不気味な光を増したようだった。
「まあ、そのことは、また、後まわしにしよう。それより、玉井君、君は怪しからんぞ」
友田は、露骨に挑戦的になった。
民政党入党の勧告も、予期していたが、これから、友田がいわんとすることも、金五郎には、わかっていた。それで、「怪しからん」といわれても、「なにがです?」とは訊かず、黙っていた。黙って、タオルで、身体を洗った。
友田は、その落ちついた様子が、一層、癇に触るらしく、
「どうも、君はいけん。君と仲ようしようとは、昔から考えとるんじゃが、君のやり口が悪いもんじゃけ、衝突せにゃならんことになる。