Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めばえ
芽生
宮本 百合子
Leggi 芽生 (めばえ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 40.924 caratteri · 81 schermate
こんなにデコデコに□って来てヤレヤレよくマア、斯う考えられたもんだと自分でびっくりするほどだが、あの人はあんなに飾りっけのない気取らない調子で話をしたり考えたりして居るが――一体私をどう思ってるのかしらん。そうと空気ん中にとけ込んでさぐって見たい――
すき見をされた様な気がしてせわしくあたりを見まわした。そして一寸自分のかかとを小指でひっかいた。そして又続きを考え始める。
デモマア、彼の人が一番私の気持を知っても居、又私の考えに似た事を考えてる様だけれ共、私がよっぽど年上で居ながら心のそこをのぞかれて居る様な気がする事があるが――キットあの上眼で見つめるのが私の心に妙に感じるのかも知れない。キットでもマア、えたいの分らない妙な娘さ、何、たかが女だもの、そんなにビクビクする事はありゃあしないさ、こんな事をのべつまくなしに考えた。
いつも無雑作にかみをつかねて気楽そうな様子をしてながら時々妙にジッと見て居り、深く深く心にさぐりを入れて居る様にだまって居て見たりするまだ年の若い娘の事が妙に気にかかる。「マ、どうでもいいさ、人なみに御飯をたべて居る人間なんだ」