Classici giapponesi con furigana
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わかきひのジンギスカン
若き日の成吉思汗
林 不忘
Leggi 若き日の成吉思汗 (わかきひのジンギスカン) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.827 caratteri · 68 schermate
こいつはたまらん。哲別どの、これはどう考えても年寄り役だ。長老、一つ――。
哲別 それが、その、なんだ、私の行きたいのは山々だが、年齢のせいか鳥眼の気味でな、夜になると何も見えん――。
合撒児 はっはっは、大切な乃蛮征伐を前にして、軍の大幹部がみんな急病とは大変だな。よし、じゃ、みんなではいって行こう。
汪克児 (しゃしゃり出て)お待ちを。しばらくお待ちを。その役目は、どうぞ拙者めにお任せ下さい。たとえ成吉思汗様が辛子をお舐めになった時でも、かく言うそれがしさえお傍にいれば、ああ辛いとおっしゃるかわりに、わっはっはと笑わせてお眼にかける。えへん、大王さま第一のお気に入りの汪克児様々じゃ。万事、な、万事この胸に――者ども騒ぐな。おほん! (そっくり返って天幕へはいってく)
一同は天幕の入口に集まり、心配そうに聞き耳を立てる。
成吉思汗の声 (天幕の中から、睡そうに)ううう、うるさい芋虫だな。なに、木華里がまだ帰らないから、もう総攻撃開始だと? (叱咤する)ええい、やかましい! 勝手にしろ!
とたんに、天幕のなかで、主人の怒りに刺激された物凄い虎の咆哮が、一声大きく聞える。