Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちゃびせいかつ

茶美生活

北大路 魯山人

Leggi 茶美生活 (ちゃびせいかつ) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4720 caratteri · 10 schermate

Aozora Bunko

味わい得られるものでもない。このことプロの立場からすれば、まことに口惜しい次第ではあるが、貧富の差による名茶器の行く方というものが、限定されてしまった今日、プロ級は富者のみが専有する数々の望ましき茶器茶道具を遠く離れて、昔の響きを聞いている以外に道はない。この現実は今後も長く続くものと想像して、まず間違いはあるまい……。

かかる理由のもとに、今後のプロは古人の心の高く香るお茶なるものにはすこぶる縁遠いところに立つの他はない。」

語り終わるかおわらないうちに、異議あり、異議ありの声が聴者におこり、反響すこぶる大なるものあり、弁明大いに務め、相手の得心をかちうるまでには、意外の務力を要した次第であった。

最初から最後まで名器名幅を購い得ない者は、伝統を守りぬき、これを足がかりとしておるお茶人との交遊は、はなはだ縁の遠いものであることをなんとしても悟ってかからねばならぬと、私は警告しておいた。

いわゆるお茶人たちが垂涎おかない茶道具といえば、まず三世紀前の人によって作られたものと考えておいて間違いはない。誰が作ったとしてもたいていは美作である。素人の作った茶杓、茶碗、竹花入れの類もおよそ今日に遺って珍重されているのは、いずれも美術価値を持ち、芸術価値を備えて茶道の魅力となっている。