Classici giapponesi con furigana
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「くさのしんぺいししゅう」かいせつ
「草野心平詩集」解説
豊島 与志雄
Leggi 「草野心平詩集」解説 (「くさのしんぺいししゅう」かいせつ) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5303 caratteri · 11 schermate
の如き種類の幻想も、いやな臭気を立てないのだ。
四
心平さんにとっては、中華民国は第二の祖国とも言えるかも知れない。中国に対してただに親愛感を持ってるばかりでなく、実際に、広東の嶺南大学に学んでいる。なお後年、南京に長く定住し、そのほか、中国の各地を歩き廻った。
だから、中国の人事風物は、エキゾチックな感懐を心平さんに起させはしない。特殊な事柄だけが詩情を煽るのである。ここに採録した数篇を見てもそれは分る。
個々の作品について云々するのは止めよう。全体として、支那大陸の雰囲気が漂ってることと、表現が壮重になってることとを、指摘しておけば充分であろう。
五
ここには、壮麗な絵巻物が繰り拡げられる。
古代狩猟の景観は、銀壺の文様に制約されて、いささか窮屈な憾みなしとしない。
ところが、「牡丹圏」になると、突如、絢爛たる大舞台の幕が切って落され、咲き乱れてる牡丹の花を背景に、大猩猩が存分に舞い狂う。次の大舞台では、牡丹の花と天女の音楽のなかで人間と鬼との、奇怪な、滑稽な、実は真面目な出会。そして最後に、螺鈿の天の大満月。――表現は奔放自在、韻律を無視した語彙。