Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

Leggi 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) di 小山 清 (こやまきよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.741 caratteri · 486 schermate

Aozora Bunko

「私は自分で詩人だなぞと思っていません。」そう云って私は赤くなってしまいました。こんな自己紹介の言葉があるでしょうか。でもこの言葉はその時私の胸から真っ直ぐに出たものなのです。デンマークのシェイクスピアなどという言葉に祟られたのに違いありません。夫人はそういう私の言葉にうなずき、私を見つめていましたが、「アンデルセンさん。成程私はあなたの御本を読んではおりませんが、あなた自身を読んだつもりです。あなたは立派な詩人ですとも。」こうして私達は知りあいになったのです。場慣れない私が居心地悪そうにしていたのを、この心のやさしい人は不憫に思って話しかけてくれたのでしょう。臆病な人見知りをする性質の私は、自分から頼る気にならない人とは口一つ満足にはきけません。私はそんな小胆者ですが、その好意が身に余るほど解るので夫人の許をしばしば訪れます。夫人は私の暮しのことも聞いてくれて、よかったら昼食は彼女の許でするようにと申し出てくれたのです。つまり、このコペンハーゲンで貧乏な学生がやっている「通い下宿」を私のためにしてもいいと云ってくれたのです。勝気な人なのですが、私の愚図なのがただいとしまれるのでしょうか、いつも私の気の引き立つように仕向けてくれます。