Classici giapponesi con furigana
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がもううじさと
蒲生氏郷
幸田 露伴
Leggi 蒲生氏郷 (がもううじさと) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.772 caratteri · 128 schermate
すると氏郷は警告を賞して之に従うかと思いのほか、大に怒って瞋眼から光を放った。ここは流石に氏郷だ。二人を睨み据えて言葉も荒々しく、政宗謀叛とは初めより覚悟してこそ若松を出でたれ、何方にもあれ支えたらば踏潰そうまでじゃ、明日は早天に打立とうず、と罵った。総軍はこれを聞いてウンと腹の中に堪えが出来た。
政宗勢の方にも戦場往来の功を経た者は勿論有るし、他の軍勢の様子を見て取ろうとする眼は光って居たに違無い。見ると蒲生勢は凜としている、其頃の言葉に云う「戦を持っている」のである。戦を持っているというのは、何時でも火蓋を切って遣りつけて呉れよう、というのである。コレハと思ったに違いない。
氏郷は翌日早朝に天気の不利を冒して二本松を立った。今の街道よりは西の方なる、今の福島近くの大森の城に着いた。政宗遅滞するならば案内の任を有っている者より先へも進むべき勢を氏郷が示したので、政宗も役目上仕方が無いから先へ立って進んだ。氏郷は其後から油断無く陣を押した。何の事は無い政宗は厭々ながら逐立てられた形だ。政宗は忌々しかったろうが理詰めに押されて居るので仕方が無い、何様しようも無い。