Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うすこうばい

薄紅梅

泉 鏡花

Leggi 薄紅梅 (うすこうばい) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.133 caratteri · 122 schermate

Aozora Bunko

」

「素晴しいね。早速捜そう。」

「見るんなら内にあるよ。その随筆だがね、足が土についていない。お高く中洲の中二階、いや三階あたりに。――政党出の府会議員――一雪の親だよ――その令嬢が、自分一人。女は生れさえすりゃ誰でも処女だ、純潔だのに、一人で純潔がって廓の売色を、汚れた、頽れた、浅ましい、とその上に、余計な事を、あわれがって、慈善家がって、異う済まして、ツンと気取った。」

「おおおお念入りだ。」

「そいつが癪に障ったから。――折から、焼芋(訂正)真珠を、食過ぎたせいか、私が脚気になってね。」

「色気がないなあ。」

「祖母に小豆を煮て貰って、三度、三度。」

「止せよ、……今、酒を追加する……小豆は意気を銷沈せしめる。」

「意気銷沈より脚気衝心が可恐かったんだ。――そこで、その小豆を喰いながら、私らが、売女なら、どうしよってんだい、小姐さん、内々の紐が、ぶら下ったり、爪の掃除をしない方が、余程汚れた、頽れた、浅ましい。……塩みがきの私らを大きにお世話だ、お茶でもあがれ、とべっかっこをして見せた。」

「そうだろう、べっかっこでなくっちゃ筋は通らない。まともに弁じて、汚れた売女を憎んだのじゃない、あわれんだに……無理はないから。