Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

うすこうばい

薄紅梅

泉 鏡花

Leggi 薄紅梅 (うすこうばい) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.133 caratteri · 122 schermate

Aozora Bunko

だから振られるんだ、遊女持てのしない小道具だ。淀屋か何か知らないが、黒の合羽張の両提の煙草入、火皿までついてるが、何じゃ、塾じゃ揃いかい。」

「先生に貰ったんだ。弁持と二人さ、あとは巻莨だからね。」

「何しろ真田の郎党が秘し持った張抜の短銃と来て、物騒だ。」

「こんなものを物騒がって、一雪を細君に……しっかりおしよ。月村はね、駿河台へ通って、依田学海翁に学んでいるんだ。」

と居直った。

二十九

「学海翁に。」

弦光は目一番した。

「まさか剣術じゃあるまいな。それじゃ、僧正坊の術譲りと……そうか、言わずとも白氏文集。さもありなん、これぞ淑女のたしなむ処よ。」

「違う違う、稗史だそうだ。」

「まさか、金瓶梅……」

「紅楼夢かも知れないよ。」

「何だ、紅楼夢だ。清代第一の艶書、翁が得意だと聞いてはいるが、待った、待った。」

と上目づかいに、酒の呼吸を、ふっと吐いて、

「学海説一雪紅楼夢――待った、待った、第一の艶書を、あの娘に説かれては穏かでない。」

「教ゆ。授く。」

「……教ゆ。授く。気になる、気になる。」

「施す。」

「……施す、妙だ。いや、待った。待った。」

と掌で押えて留めるとともに、今度は、ぐっと深く目を瞑って、