Classici giapponesi con furigana
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あしかり
蘆刈
谷崎 潤一郎
Leggi 蘆刈 (あしかり) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.413 caratteri · 78 schermate
おしずをおいてまいりますのは義理がわるうござりますしそうかといって三人で死にますのはいやだったのでござります。おしずもそれを何よりもおそれていたらしゅうござりましてきっと一緒につれて行ってくださりませ、いまになって除けものにされたらなんぼうくやしいかわかりませぬといってあとにも先にもおしずがやきもちがましいことを申しましたのはこのときだけだそうにござります。なおもう一つそれにもまして父のけっしんをにぶらせたのはお遊さんをいたわる気もちでござりました。お遊さんのような人はいつまでもういういしくあどけなく大勢の腰元たちを侍らせてえいようえいがをしてくらすのがいちばん似つかわしくもありまたそれができる人でもあるのにそういう人を死なせてしまうのはいたいたしいというかんがえ、これがなによりもつよくはたらいたのだと申します。父はそのきもちを打ちあけましてあなたはわたしの道づれにするにはもったいない人だ、普通のおんななら恋に死ぬのがあたりまえかもしれないがあなたという人にはありあまる福があり徳がある、その福や徳をすてたらあなたのねうちはない