Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きりぎりすのき
螽蟖の記
室生 犀星
Leggi 螽蟖の記 (きりぎりすのき) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3632 caratteri · 8 schermate
非常にびっくりしやすいところがあって、草の葉がざわつくと驚いて顔をうしろに引く。そしてぐっと敵の容子をうかがうと素早く次の枝に乗りうつり、葉のかげにかくれてしまう。鈍感なようで却々りこうだ。要心の深い奴は物音がすると、叮嚀にくさむらの奥まで走り込むほど臆病なのもいる。羽根は鳴くだけの役目で滅多にたってゆくことがない。
籠の中に飼うと捕まえた翌晩あたりから鳴きはじめ、一週間もすると籠になれて暴れるようなことはない。温和しく馴れて鳴いている。ただ、ひどく食いすぎをして胃をこわしやすくなる。消化不良のようなものを起し、尻のほうにおできのような糞をつけたままでいることがある。そんなときは餌をやらないように二日間くらい打っちゃっておくと、なおることがあるが、それは季節にもよるけれど、秋もおそくなると余命がないからなおらない。
万葉集や芭蕉時代はきりぎりすとこおろぎの区別をつけずに一緒にうたっている。どこまでこおろぎの俳句であるか、きりぎりすであるか、よく判別しがたい、芭蕉など夜明けのきりぎりすをうたっているが、江戸や京洛にいた彼は昼間なくきりぎりすを夜なくように書くわけがないであろう。