Classici giapponesi con furigana
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しみ
蠹魚
宮本 百合子
Leggi 蠹魚 (しみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3373 caratteri · 7 schermate
そして、「明治以前ノ著訳出版ニ係ルノ書名及ビ海外新旧出版ノ書名ヲ輯ス」とある。
震災後の帝国図書館は知らないが、それ以前でも、上野の図書館は決して愉快なところでもなければ、図書館として充分利用出来る便利な処でもなかった。
索引や蔵書の或る部門の不備さ等は云わないでも、私には、あの雰囲気――役所くさい、うるおいのない調子だけで親しみ難かった。簡便に行わるべき書籍の出納場が、あんなに高い、絵にある閻魔の大机のようなのなどは寧ろ愉快な滑稽だ。閲覧室内を監督するようにと云う意味もあるのだろうが。
この書籍館書目について、私の面白いと思ったことは、編輯ぶり――書籍整理の方法が、ちっとも近代の常識である図書館学に煩わされていない点である。ちょん髷を剪ったばかりのライブラリアンは、いろは順もABC順も、書類の正確な系統さえ念頭に置かなかったように見える。彼は、或は彼等は、神国日本の男子にとって最も無邪気で自然であった思索形式そのままを、民族精神のよき標本のように、書目録の上に現しているのである。
彼等は、第一門に敬神、釈教を区分した。第二門に政書、職官、礼度、奏議、教育。