Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ちのもじ

血の文字

黒岩 涙香

Leggi 血の文字 (ちのもじ) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 44.021 caratteri · 87 schermate

Aozora Bunko

事を御存じないと見えますな」あゝ/\扨は彼の老人左きゝにして曲者の落度と見しは却て其手際なりしか、目科の細君が最賢き説を立てながらも其説の当らざりしは無理に非ず、後に至りて聞糺せしに老人は全く左利なりしに相違なし、左すれば余が自ら大発見大手柄と心の中にて誇りたる事柄も実は全くの間違いなり、夫を深くも正さゞりし余と目科の手落も浅しと云う可からず、探偵の事件には往々斯までに意外なる事多し此一事は此後余が真実探偵社会の一員と為りてよりも大に余をして自ら省る所あらしめたり、既に実の罪人の捕まりし事なれば倉子の所天藻西太郎は此翌朝放免せられたり、判事は放免言渡しのとき、彼れが我身に覚えも無き事を易々と白状して殆ど裁判を誤らしめんとするに至りし其不心得を痛く叱るに彼れ屡々首を垂れ「私しは自分より女房が可哀相です、自分で一層罪を引受け、女房を助ける積でした、はい実は一図に最う女房が殺した事と思い詰めましたので、はい畢竟云えば女房が私しに貧しい暮しをさせて置くのが可愛相で夫ゆえ伯父を殺して呉れたと思いまして、はい爾とすれば其志ざしに対しても女房を懲役に遣ても済ぬと思いまして、はい夫でも昨夜探偵吏のお話に曲者が犬を連れて行たと聞き若しや生田では有る舞いかと思い附き忌々しくて成ませんでしたが能く考えて見ると生田