Classici giapponesi con furigana
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さいおんじこうのしょくどうらく
西園寺公の食道楽
北大路 魯山人
Leggi 西園寺公の食道楽 (さいおんじこうのしょくどうらく) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2677 caratteri · 6 schermate
と言うその松薪とは、くぬぎ薪の間違いではなかろうか。松薪で飯を炊くというのはあまり聞かない。松薪はヤニの多いものだから火力が一気に上がるし、煤煙もきつくて、飯を炊くのには適しないように思う。多分くぬぎ薪のまちがいだろう。
京都人で飯の炊き方なんかにやかましい連中は、くぬぎを用いているし、くぬぎで炊いた飯は火力の具合が非常にいいようである。自分もくぬぎで飯を炊いたことが何遍もある。
次が「たひの目玉」のことである。たいの目玉だけを魚屋に注文するというのは、京都の人なんかによく見受ける例である。それは、京都人が食通であっても、かなりケチなところがあるからのことで、京都人はその主人が食道楽である場合、自分ひとりだけが美味いものを食う癖がある。家人にも分けて食わすようなことはしない。そこで経済的に目玉だけを魚屋に注文するなんていうことがある。
「たひのわき腹一寸四方」というのもこの手である。そこでたい一尾のうちから、目玉と脇腹一寸四方とを食うということは、たいの美味いところだけを確かに知っている人と言ってよい。
まだこのほかに、たいの美味いところがあるにはある。