Classici giapponesi con furigana
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しんらんしょうにんについて
親鸞聖人について
吉川 英治
Leggi 親鸞聖人について (しんらんしょうにんについて) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.038 caratteri · 29 schermate
本当はそうじゃないんですね。対決できないんですね、と思います。
人間だれでも、皆と喜び合いたい、だれかを喜ばしたい、という気持はあるんです。ですから文壇人でもゴルフなんかしてくたびれていると『君、この薬はとてもきくんだからね、これ飲んでみたまえ』っていう。『それ、どうしたんですか』『ゆうべテレビでやってたから、きょう買ってみたんだけど、こらあいいよ君、こらあきくらしいよ』と、よくいいます。なにか薬のようなものは、とても吹聴し、それから自分がきけば、人にも飲ましたい、と思う。そんなことができて、どうして本当の心の大きな喜び、宗教というようなことについては、その分け与えができないんでしょうか。
その点、丹羽文雄君なんかは、まあお寺のご出身ですけれど、とにかく親鸞と対決している。作品のうえで立派、その作品がたとえいかにまずくても、失敗作でも立派と私は思うんです。
が、自分なんかこんなお話しても、人生のうえにも、親鸞の片リンもまだ知ることは、なかなかたいへんであります。私にこういう話をしろというのは、なにか私が多少人生経験を積んだり、わかった人間みたいに、ここの幹事は間違えたんです。