Classici giapponesi con furigana
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けいさつしょちょう
警察署長
田中 貢太郎
Leggi 警察署長 (けいさつしょちょう) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7783 caratteri · 16 schermate
ベルセネフが云うと主翁がその後から云った。
「室は広い室で、客室にわざわざこしらえたものでございますが、怪しいことがありますから、何人も入れないことにしてあります」
クラネクの顔に嘲りの色が浮んだ。
「怪しいって、どんなことなのだね、怖がり屋が、己の影法師なんかを見て、なにか云うのだろう」
「そんなこともありましょうが、なにしろ変なことがありますから、何人も入れないことにしてありますよ」
「俺達が好いなら、かまわないだろう、そこへ入れて貰らおうか」
「お客さんさえ宜しければ、私の方はかまわないですが、また変なことでもありますと、お気の毒ですから」
「好いよ、妻室や小供はここへ置いといて、この男と二人で男同志が寝るさ」クラネクはベルセネフに向って、「二人で一ぱいやりながら寝ようじゃないか」
「それが宜しゅうございますね、なに大したことはないでしょう」
「お客さんがたってとおっしゃるなら、お入りになってもよろしゅうございますが、変なことがありましても、私の家では責任を負いませんよ」
クラネクは細君と小供をその室に残しておいて、ベルセネフといっしょに主翁に跟いて往った。