Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

Leggi 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.245 caratteri · 41 schermate

Aozora Bunko

トニーの旦那、いままた、大きくごっとんと、うごきましたよ。ああ気持がわるい。そのうちに、豆潜水艇が、道のうえに、ころがりおちてしまいますよ。もういちど、よくしらべてください」

「大丈夫だというのになあ」

トニーは、もういちど、綱のむすび目をよくしらべました。しかし、さっきと同じで、べつにとけた様子もありませんでした。

くらい海

そのうちに、トラックは、大きな川っぷちにつきました。

石垣の下に、だるま船が待っていました。

岸から板がわたしかけてありましたから、トラックのうえのにもつであるバスは、しずかに板のうえへおろされ、そしてだるま船の中につみこまれました。

「オーライ。さあ、早いところ、でかけよう」

トニーが手をあげると、だるま船は、すぐエンジンをかけました。

一同は、だるま船の中にのりうつりました。だるま船は波をけたてて、川下へくだっていきました。

くらい川の面には、このだるま船の行く手をさえぎるものもいません。

「しめた。水上警察も、こっちに気がつかないらしい。さあ、どんどんいそげ。本船じゃ、まっているだろうから」

だるま船は、川口を出て海に入ると、こんどはさらに速度をあげて、沖合へすすんでいきました。