Classici giapponesi con furigana
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くまとしゃしょう
赤い鳥代表作集 2
木内 高音
Leggi 赤い鳥代表作集 2 (くまとしゃしょう) di 木内 高音 (きうちたかね) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 14.043 caratteri · 29 schermate
」おかみさんは、いきなり、うしろから要吉のほっぺたをぴしゃんとなぐりつけました。「やってよけりゃあ、わたしがやるよ。……そんなことをした日にゃあ、店の品もんが安っぽくなってしょうがないじゃあないか。」
要吉は、そんなことを思いだすと、みすみすすてるもんだとは思いながらも、貧乏なおばあさんや子どもに対しても、みかんひとつまけてやることができませんでした。
要吉は、なんということなく、毎日毎日の自分の仕事がつまらなくってたまらなくなるのでした。
要吉は、また、ある日、おやしきへ御用聞きにいきました。すると、ちょうどお勝手口へでていた女中が、まっ黒くなったバナナをごみ箱へすてていました。
「おや、どうなすったんですか。こないだお届けしたのは新しかったはずですが。」
要吉は、びっくりして聞きました。
「なあに、これは、もうせんにとっといたのよ。」と女中はいいました。「到来ものやなんかが多くって、奥でめし上がらなかったもんで、しまっといてくさらしちゃったのさ。」
女中は平気な顔でいいました。しかし要吉はなんともいえないくやしい気がしました。
「もったいない話ですね。