Classici giapponesi con furigana
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あかつちへくるこどもたち
赤土へくる子供たち
小川 未明
Leggi 赤土へくる子供たち (あかつちへくるこどもたち) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 16.075 caratteri · 33 schermate
」と、先生は二人の顔をごらんになりました。
善吉は、顔を上げて、
「まりをなげたり、べいをしていました。」と、すなおに答えました。
「べいをしては、いけないというのでなかったかな。」
善吉は、先生にそういわれると、だまってうつむきました。
「君は、どう思うね。」と、先生は、こんどは武夫に向かって、おききになりました。
「よくないと思います。」と、武夫は答えました。
「わるいと思うものを、なぜやったのだ。」
先生の顔は、しだいにおそろしくなりました。
「しまいに勝ったべいを、みんな返せばいいと思いました。」と、善吉が、いいました。
先生は、しばらくだまって、善吉のいうことをきいていられましたが、
「君たちは、わるいことをして、後でそれを返せばいいと思うのかね。」と、おっしゃいました。
「先生こまをまわすことは、わるいことですか。」と、武夫が、こんど先生の顔を見ながら、ふしぎそうにたずねたのです。先生は、ちょっと頭をかしげて、すぐには、返答をなさいませんでしたが、しばらくしてから、
「こまをまわすことを、いけないというのではない。勝ったり、負けたりするのに、品物をかけてやることを、いけないというのだ。